新しい商品やサービスを出した時、皆さんならどんな広告を出しますか?
- 電車に広告を出す
- ラジオに広告を出す
- ウェブで記事広告を出す
などなど、
世の中にはたくさんの広告手段があると思うんですね。
ただ、その中でもよく皆さんが広告手段として考えるのが雑誌広告だと思います。
雑誌で広告を出して、新しい商品を売ろう!とか、新しいサービス、施設を発信していこうと考える企業って皆さんが想像するよりも、ずっと多いんです。
でも、雑誌で広告を出す事って本当に効率的なのでしょうか?
という事で今回は雑誌広告、そして今後企業に求められる広告方法について考えていきたいと思います。
見出し
雑誌で広告を出す事のメリット
雑誌って多くの企業にとって、メジャーな広告手段ですよね。
だから、新しいものを宣伝する時には雑誌を使って広告する企業って多いという事は理解していただけたでしょうか?
でも、その雑誌で広告を出す事のメリットって考えた事がありますか?
「雑誌なんて普通に広告を出せばそれなりに売れるでしょ!」と思って来た人ってまだまだ多いと思うんです。
そこで、まずは雑誌に広告費を捻出するメリットについて書いていきたいと思います。
雑誌広告のメリット①:ターゲットを絞って広告を打つ事が出来る
まずはこれでしょう。
広告を出すって言っても、何も考えずに広告をしているようではほとんどコンバージョン(成約)に繋がりません。
自社の商品がどういった層に向けたモノなのか?を考え、適切なユーザー・読者に広告を出す事が最も効率的だという事は想像に難くないでしょう。
だからこそ、雑誌で広告を出す事って効率的な部分があると思っているんです。
例えば、新しく開発したコスメを売りたいとしますよね?
今までにない成分を取り入れた画期的な商品を売り出したい企業があったとします。
ターゲットとする購買者層は仮に「20代・女性・OL」と言った層だとしておきましょう。
すると、20代女性に向けたファッション雑誌や、コスメ系の雑誌に広告を出す事により、成約率が上がると思うんですね。
逆を考えると、40代向けの車雑誌に広告を出してもほとんどの人が興味を持ちませんよね?
つまり、雑誌における広告は売り出したい商品に元々興味がある人に向けて広告を出す事が出来るんです。
そういった面では雑誌広告ってメリットがありますよ。
見られるだけでは購買に至らないのが現実なんです。
雑誌広告のメリット②:長期的に閲覧される可能性がある
これもあると思うんですね。雑誌ってラジオ、リスティング等の広告と違って、
長期間読まれる可能性があるんです。
なぜでしょうか?行ってみましょう。
・なぜ雑誌広告は長期的に読まれるのか?:雑誌が再販される時代だから
なぜ雑誌の広告が読まれるのか?っていうと、
雑誌が再販される時代だからという理由がありますよね。
雑誌がamazon・楽天等のウェブマーケットにおいて、再販される可能性ってあるんですよね。
つまり、雑誌の質や種類にもよりますが、再販され、半永久的に市場に回る可能性があるんですね。
すると、必然的に広告も半永久的に世の中に回る事になるんですよ。
・なぜ雑誌広告は長期的に読まれるのか?:雑誌がカフェ等の施設に置かれる可能性があるから
これですよね。
雑誌ってカフェやダイニング形式のレストランに置かれる事が今のスタンダードな形式になっているんです。
皆さんにもカフェ等に入って、雑誌を読んだ事がありますよね?
「見てみて!これ良くない?」という会話から雑誌に載っているお店に足を運んだ経験を持っている人もいるのではないでしょうか?
具体的にはこんな感じです。
[voice icon=”https://pencre.com/wp-content/uploads/2016/10/nurse1_4_laugh.png” name=”女性A” type=”l”]
うっわー!このカフェ凄い可愛くない?見てよ!
[/voice]
[voice icon=”https://pencre.com/wp-content/uploads/2016/10/businesswoman1_laugh.png” name=”女性B” type=”r”]
ホントだ!凄いカワイイ!今度一緒にいってみようよ!
[/voice]
[voice icon=”https://pencre.com/wp-content/uploads/2016/10/nurse1_4_laugh.png” name=”女性A” type=”l”]
うんうん!絶対いこ♡
[/voice]
そういった二次的な閲覧回数を得られるのからこそ、長期間に渡って広告も読まれるという事になるんですね。
雑誌で広告を出す事のデメリット
しかし、雑誌で広告を出す事によるデメリットもあると思うんですね。
広告手段、媒体として何を使おうか?と考えた結果、ある意味で簡単に思い浮かぶ種類の広告だからこそ、
そこには落とし穴もあるんですね。つまり、雑誌に広告を出すという広告戦略が正しくない時だってあるんです。
ではいってみましょう。
雑誌広告のデメリット①:広告費用が実は高い
まず挙げられるのがこれですよね。
雑誌で広告を出す費用ってそこまで高くないと思っていませんか?
でも、そんな事ないんですよね。
雑誌の種類にもよりますが、専門的な雑誌になってくれば
1ページで数十万、数百万程の費用がかかってしまう事も珍しくありません。
しかし、それに見合った露出があるのか?というと、これもちょっと疑問なんですね。
雑誌広告の出稿を検討する価値判断材料として、購買者層を意識する事ももちろんですが、
一番重視するのは発行部数なんですよね。
ただ、この発行部数も曖昧だったりするんですよね。ある程度の目安にしかならないんです。
実際に発行された雑誌がどれほど売れているのか?という事実に関してはブラックボックスにならざるを得ない状況もありますからね。
そう考えると、実は非効率的であまり効果のない広告であるとも言えるでしょう。
雑誌広告のデメリット②:雑誌の広告に読者が慣れてしまっている
雑誌を読んでいると、最後のページ等に広告ページが存在しているという事がだんだんとスタンダードになってきたと思うんですよね。
つまり、読者からすると「ああ、また例の雑誌広告ね。」という扱いになってしまっているんです。
雑誌内のインタビュー記事であれば、その効果は上昇すると思うんです。
しかし、そういったインタビュー記事になってくると、今度はより高い費用が必要になってくるんですよね。
「雑誌に掲載すれば、バカ売れする!」と思っている方って、広告を出した経験が少ない企業の担当者様とかだと結構いらっしゃいますね。
ただ、雑誌等の広告からの問い合わせって思っていたよりも少ないものですよ。
雑誌に広告を出すのであれば、他の広告媒体と共に相乗効果を狙った方が絶対に良いんですね。
お金がないからという理由で
- 雑誌での広告のみにする
- リスティング広告のみにする
こういった行動って結局は広告の宣伝効果を半減させてしまっているんです。
様々な媒体を複合的に駆使する事によって、シナジーが生まれ、そこで初めてレバレッジの利いた広告効果が生まれるんです。
関連記事:テレビCMをする時ホームページも作りこんだ方がいい理由
雑誌広告のデメリット③:雑誌はページ数が多く、自社の広告が読まれる事が少ない
雑誌への広告出稿判断の指標として、発行部数を用いるという事はご説明しましたよね。
でも、この発行部数って雑誌全体の話であって、読者がどのページををどれだけ読んだのか?って数値はわからないんですよ。
そもそも、後ろにあるページと前にあるページでは読まれる割合って違うものですよね。
しかし、多くの広告主はこの違いを軽視しがちなんです。
皆さんも雑誌を読んでいるといっても全てのページを読む事ってあんまりないですよね。
最初の方は読んだけど、後半に行くに連れて読まなくなってくると思うんです。
それは
- 途中につまらない記事があった
- 読む時間がなくなってしまった
そういった理由から最後まで読むという行動に移らなかったからなんですね。
特に前者に関しては対処出来ない問題でして、
読者が興味を持たない記事や広告を書かれてしまうだけで、最後まで読まれなくなってしまうんですよ?
これって、なかなかリスキーですよね?
関連記事:広告の種類とそれぞれの強み
広告にもストーリーが求められる時代になってきた
雑誌で広告を出す事だって、もちろん悪い事ではありません。
適切な出稿場所、期間を選ぶ事が出来たらある程度の効果はあるでしょう。
ただ、最近は「広告にもストーリーが求められるような時代になってきた」と感じるように最近はなってきたんですよね。
読者・ユーザーってだんだんと広告の存在に気がついてきてしまっているんです。
つまり、雑誌で広告を見ても「あ!これ広告か!」となるようになってきてしまっていると思うんですね。
そうなってくると、雑誌等の広告で宣伝する効果ってやはり薄いと思ってしまう部分はあるんですね。
雑誌で物語・ストーリーを演出するってかなり難しいんです。そして、読者・ユーザーを信頼させて購買行動まで導く事って想像以上に大変な事だと思いますよ?
皆さんは今まで見て来た広告の中でどんな広告を覚えていますか?
例えば、青汁の宣伝とか覚えていると思うんですよね。
60歳〜70歳くらいのご年配の方がテレビに出て来て、
ちょっとした半生を振り返りながら、話が進んでいくというものですよね。
そして、最終的に
「私の今のこの身体があるのも青汁のおかげなんです。」という話になるんです。
このドキュメンタリーCMを覚えている・泣いてしまったなんて人もいるのではないでしょうか?
ちなみに私もあのCMだけはいつも騙されてしまうんですよね。
「おお!これは良い話だなあ!」なんて思いながら見ていると、まさかの青汁宣伝だったりするんですよね。
でも、ここからわかる事がありますよね?
つまり、私たちって「物語に惹かれている。」という事実なんです。
人は物語に対して感情を持ち、共感心を抱く、そしてそれが購買に繋がっていくんですね。
あの青汁の広告は他社制作ながらいつも「凄いな」と思うものです。
その点、雑誌の広告って中々こういったストーリーを打ち出していく事が出来ないんですよね。
だからこそ、いまってだんだんと広告手段が違う宣伝媒体に移って来てしまっているんです。
関連記事:テレビCMが放送されるまでの流れとは?
インフィード(自然な)広告が重要になってきた
では、なぜ青汁等のドキュメンタリーCMが重要性高いのか?というと、
最近はインフィード広告(広告とわからないくらい自然な広告)が主流になってきているからだと思うんです。
あれ?これってCMだったの?って思わせるような広告を売っていく事が一番大切になってくるんですね。
皆さんもきっとこういった広告に出くわした事ってあると思いますよ。
例えば、
出典:https://nanapi.com/ja/117850
ほら?よく見ると、上の四つの記事はタイトルの下に
「PR」と書いてありますよね?
こういったものも広告なんですよ。
雑誌だとこういう事って中々出来ません。
広告を広告として出すという側面が大きくなってしまうんです。
だからこそ、私はテレビという媒体を広告に使ってみるのが一番面白いのではないか?と思っているんですね。
テレビは青汁のCMからもわかる通り、視覚・聴覚という二つの器官に対して、
CM広告という物語・ストーリーを提供する事が出来るんですよ。
皆さんが普段「これはCM!!!!!」となるようなモノ以外にもたくさんCMが紛れている事ってあるんですね。
青汁はほんの一例であり、他にも多くのCMが自然にテレビの中に自然な広告として入って来ているんです。
そういった事をテレビの広告は可能にしているんですね。
今までの広告主の方を見ていると、どうしても
- 雑誌は価格が安い
- テレビは価格が高い
と思っている場合が多いんです。
ただ、これって実は間違っているんですね。
15秒CM基本プラン
- CM制作費(撮影なし)15万
- CM放送電波料 月10万円(1ヶ月から可能)
15秒CM エクセレントコース
- CM制作費(撮影あり)70万
- CM放送電波料 月10万(1ヶ月から可能)
15秒CM スペシャルコース
更なる知名度アップのために
- 地方民放局で60万~200万
- 東京、大阪の場合200万~300万から
30分ドキュメンタリー
- 300~600万(企画から台本、ロケ、制作、放送電波料一式すべて込み)
この費用は東京大阪を除いた日本全国の民放テレビ局のすべてに適用します。- 基幹局と言われる札幌、名古屋、福岡では400万~600万
- その他の地域では300万~450万
- 東京関東地区では、東京MXテレビ等では300万~400万の間
- 大阪地区ではサンテレビ等ではやはり300万~400万の間
テレビショッピングコース
- 5分・・・・○○???
ほかの地域で再放送の場合 ○○??- 30分・・350万~600万(制作、放送電波料込)
ほかの地域で再放送の場合50万~150万(ただし、東京 大阪 名古屋 札幌 福岡などは除きます。)テレビ特化の広告代理店:株式会社ライズアドバート
となっているんです。
テレビの訴求力、信頼性、そしてストーリーを作る事が出来る広告という側面を考えると、思っていたよりもずっと安いのではないでしょうか?
また、全国的に商品を売りたいという広告主の方であれば、別にキー局でドキュメンタリーCMをやる必要なんてないんですよね。
地方の低価格なテレビ枠を取って、広告・宣伝をしても良いんです。
関連記事:新商品のCMを地方局からやると効果的?
ただ、一つの広告手段だけを使ってもだめだと思う。
ただ、CMにしても雑誌の広告にしても、
単一の広告だけではなかなか効果を高める事って出来ないんですね。
例えば、私が一番おすすめしているのが
テレビドキュメンタリーとA8等のアフィリエイトを併用する事ですね。
いまの購買者の行動ってどうなのか?というと、
テレビを見る→ネットで口コミを調べる→購買
という流れなんですよ。
皆さんもテレビで紹介されたものをネットで検索した経験があるのではないでしょうか?
だからこそ、口コミ記事をA8等のアフィリエイトプログラムに参加して口コミ記事を書いてもらうんです。
A8というアフィリエイトASPを知らない人のために簡単に概要を載せると、
アフィリエイトとは、運営しているサイト訪問者に向けて商品やサービスを企業の代わり宣伝し、サイト訪問者があなたのサイトを通して商品購入やサービスを利用することで報酬が支払われます。
いわば、あなたのサイトが一つのメディアということ!売れるサイトにできるかはあなた次第!
まずは、自分の好きな商品や興味のあるテーマでサイトを運営してみましょう。出典:http://www.a8.net/about.html
つまり、ドキュメンタリーCMを出そうとしている広告主がアフィリエイトにおいても広告主になる事によって、
自分のサイトを持っている運営者が、広告主の宣伝したい商品やサービスを紹介してくれるんですね。
例えば、こういった構図です。
[voice icon=”https://pencre.com/wp-content/uploads/2016/10/nayamu_boy.png” name=”悩める広告主” type=”l”]
新作のコンシーラーの口コミ記事をサイト運営者に書いて欲しいなあ!
[/voice]
[voice icon=”https://pencre.com/wp-content/uploads/2016/10/kid_boyish_girl.png” name=”アフィリエイター” type=”r”]
コンシーラーが私のサイトから売れた時にお金を払ってくれるなら喜んで書きますよ!
[/voice]
成果報酬をサイト運営者に支払う事によって、自社の商品を紹介してもらう事が出来るんですね。
それでは、具体的な広告戦略を紹介しましょう。
まずは、広告主である会社の社長に出演してもらったり、社員が一生懸命モノ作りをしているようなドキュメンタリーを制作します。
そして、まずは比較的広告費用が安い地域のテレビ広告枠を取ります。
だいたい1ヶ月くらいのCM期間を決めてCMを流すんですね。
しかし、これだけでは終わりません。
例えば、12月にCM広告を出すのであれば、同期間にA8でも広告主になるんです。
流れとしては
- A8において競合他社がどのくらいの成果報酬を払っているのかをチェック
- 競合よりも高い成果報酬額をCM出稿期間である12月限定で設定する
- アフィリエイターが商品やサービスの口コミを書く&CMが放送される
という広告戦略をします。すると、
- テレビCMを視聴者が見る
- ウェブで商品を検索する
- A8経由で自社の商品・サービスの口コミ記事を見つける
- 購買
といった流れを作る事が出来るんですね。
こういった広告戦略をとる事によって、
成果は出てくるものなんですよ。
これはテレビCMだけでなく、雑誌やラジオ、記事広告でも同じです。
様々な媒体を複合的に利用する事によって、広告の効果って上がってくるものなんですよ。
関連記事:広告を出したいと思った時にまず考えるべき4つのこと
雑誌の広告からかなり複雑な事までお話してしまいましたが、仕組みを理解していただけたでしょうか?
雑誌だけに頼らず、テレビ・アフィリエイト等の多用な媒体を使っていく事がこれからの広告主には求められてくる時代になってくるのではないでしょうか?