テレビ番組制作の現場において欠かせない存在なのがカメラマン。
今回は技術部隊であるカメラマンさんの撮影当日の装備について、解説していきたいと思います!
カメラマンさんは何を持ち歩いてるのかな〜?
雨カバー
こちらはリュックサック用の雨カバーです。
番組の撮影の時は突然雨が降ってくる、ということもあるんですが、その時に守らなきゃいけないのはカメラ。
テレビ番組の撮影で使用されるカメラ機材は特に高価なものが多いです。

リュックサック用の大きな雨カバーを持っておくと、カメラをすっぽりおおって雨よけにすることができます。
80Lのリュックサック用の雨カバーを使うこともあります。
また、雨カバーだけでなく、ホテルでアメニティとして置いてあるシャワーキャップも活用したりします。
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モニター用イヤホン
カメラに直接挿すことができるイヤホンはカメラマンだけでなくディレクターも必ず持っているものです。
下の画像でも左のカメラマンさんが耳にイヤホンをしていますよね。

ステレオのもの持っていますが、モノラル(片方だけのイヤホン)も持っています。
こちらのアシダ音響のイヤホンはケーブル部分が編んでありますので、一般的なイヤホンよりもケーブルが頑丈でおすすめです。
現場でケーブルが切れてしまうことも多いので、複数イヤホンを持っているカメラマンが多いです!
さらにインピータンスと言われる電流の流れにくさの指標があるのですが、このインピータンスが低く、イヤホンからの音が聞こえやすいように作られています。
業界人だったらみんな知っているグッズですね。
映像を撮る時は映像だけを見ていれば良いというわけでなく、音も重要な要素なのです。
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ブロアー・カメラクリーナー
カメラのレンズについたホコリを取るためのブロアーと呼ばれるグッズで、カメラマンさんが持っていることもありますし、カメラアシスタントの方は必ず持っているものになります。
口で息を吹いて飛ばすこともありますが、それだとツバがついてしまって余計にレンズが汚れてしまったりすることもあるんですね。
大きなホコリやゴミがついたままレンズをクリーナーで拭くとレンズが傷ついてしまう可能性がありますので、
必ずブロアーでホコリなどを飛ばしてからクリーナーで拭いていきます。
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カムライト
照明ですがかなり小さくて、明るいですし、
広範囲に当てられる照明で人気のものです。
色温度も変えることができるので、色の温かみも簡単に変わります。
小さくて軽いので重宝しやすいです。
このような屋外での撮影でも照明を使います。

いかに美味しそうに撮影するのか?がとても重要ですね。
ドアストッパー
一見カメラには全く関係のないもののように見えると思うのですが、カメラをちょっと上向きにしたい時などにカメラの下に入れることで角度がつけられるのでおすすめです。
こういうのは実際に撮影をしてる人じゃないとわからないものですよね。
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テープ類
撮影に関わる人はほとんどの人が色々なテープ類を持っているものなのですが、カメラマンの中でよく使われているのはパーマセルテープと言われるものです。
これは反射を防いでくれるテープで、ちょっと光ってて映り込んでしまう、みたいなところに貼って使うんですね。
反射しないのでちょっとこのテープが画面上に映り込んでも気にならない、ということです。
粘着力が高く、白と黒があるのですが、白はバミリとしてもよく使われますね。
白だとメモ的な何かを書いて貼ったりすることもあります。
ただ通常のテープに比べるととても高いものなので無駄遣いはできません。
また、このガッファーテープもよく使われます。
こちらは蛍光色のもので、グリーンバッグでの撮影の際に重宝するものです。
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ということで今回は撮影当日のカメラマンの持ち物について解説してみました。
地方局だったり小さな番組やコーナーの場合は、ディレクターがカメラを回すということもよくあります。

そういった際はディレクターもこういったグッズを携帯します。
ADが持っていても現場で役に立つものもあると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみにADがロケなどで使えるバッグや入れておくべきものは別の記事で紹介しています。
