テレビ業界の仕事について募集・採用情報というのはあまり外には出回らないものですが
実際のところADという仕事はどれくらい採用されるものなのか、というのはテレビ業界の仕事に興味がある人には知りたいところだと思います。
今回はADという仕事がどういう仕事で、その採用状況は今どうなっているのか、という話をしてみたいと思います。
未経験の人がADから始める
テレビ業界の仕事は経験がないと、もしくは学歴がそれなりにないとできないだろう、と思っている人が非常二多いのですが
ADの仕事は未経験の人でもできる仕事です。
ただ、一般的な仕事と違って「これが仕事です」という明確なマニュアル的なものは存在しません。
いかに機転を効かせて動くことができるか、いかにアイディアマンでいられるか、というのが大切なのです。
未経験でも採用してもらえる仕事ですが、誰にでもできる仕事ではありません。
その場の空気を読んで、必要とされていることを汲み取ることのできる能力が必要です。
それができない人はいつまでたってもいいADにはなれないでしょう。
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ちなみに未経験でも採用される、というのは転職組でも採用される、ということです。
テレビ業界には前職で全く違うお仕事をされていて、転職してきた、という人が実はたくさんいるんです。
関連記事:テレビ局への転職は未経験でも大丈夫なのか
最初は覚えることもあって大変ですが、
むしろまったく別の仕事をしていたからこそ活かせるもの、というのもあるのがテレビ業界です。
扱うトピックスが広範囲なので役に立たないこと、というのはないのです。
実際に全く違う仕事をされていた方がテレビ業界で働いてみてどう感じたのか、というお話はこちら:テレビの「制作デスク」の仕事に転職するまでと実際に働いてみて。
女性ADも増えている
最近は女性のADさんもとても増えてきています。
男女問わず採用されるのがADです。
理由としては
- 女性がフィーチャーされる番組が多くなってきたので作り手にも女性が必要
- 扱う機材が軽量化してきた
- 女性の出演者をフォローするのに女性が必要
- 女性の方が取材やロケの交渉をしやすい
などといったことが挙げられます。
関連記事:女性のディレクターが増えてきたわけ
最近は女性も男性と肩を並べて働く時代ですから、採用ニーズがあるのは当たり前といえば当たり前のことなんですよね。
むしろ女性のADさんの方が交渉術などは長けていることもあるので重宝されたりします。
関連記事:撮影許可ってどうやってとってるの?
番組よっては女性のスタッフの比率の方が男性スタッフに比べて多い、というところすらあります。
ADの志望動機は何が正解?
ではADとして採用されるためにはどんな志望動機を持っていけばいいのでしょうか?
ADとして採用されるのに一番必要なことは「熱意」だと思います。
テレビ業界で働く上で多くの人が大切にしていることです。
そしてそこにプラスアルファとして必要なことはその「熱意」を「具現化することのできる能力」でしょう。
ADはアシスタントディレクターですからディレクターの下について番組を作るのに尽力します。
ただ、ADでも番組の企画の段階から参加することも多々ありますし、ネタ探しをするリサーチャーという仕事を兼ねることもあるんです。
関連記事:テレビリサーチャーの仕事内容
だからアイディアを出す力がある人、というのはとても重宝されるのです。
テレビが好きな人でADになりたい、と思う人はきっと何かしらテレビに対する思い入れのある人です。
テレビの見方も少し他の人と違うはずです。
私もテレビを見る時はどうしても職業柄見るポイントがいつも違います。
だからこそ、これからどんなテレビ番組を作っていったら視聴率がとれるか、といったような話しができる人が採用されやすいと思うんですね。
テレビを企画していく力のある人をテレビ業界は求めています。
関連記事:【就活】テレビ局の志望動機の書き方
ADとして働いたあとは
基本的にはADとして働くのは3〜4年程度です。
そのあとはディレクターになったりプロデューサーになったり、それぞれ役職が変わっていきます。
それだけ責任の伴う仕事を任されるようになる、ということですし、自分の采配で視聴率が変わっていくような仕事をするようになるでしょう。
ADになりたい、という人はそういうところをきちんと踏まえた上で業界に入ると良いと思います。
なかなかテレビ業界は役職も多く、誰が何の仕事をしているのか、ということはテレビ局や番組によっても様々なのでまずはADとして修行しつつ
そののちのちにどんな仕事をしていきたいのか、ということを見極める、という意識をもって仕事をするのがいいかもしれません。
関連記事:テレビの仕事の種類と内容
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