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健康食品のテレビCMをする時に気をつけたいこととそのやり方

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健康食品やサプリメントのテレビCMを放送したいという企業様がいらっしゃいます。

ただ、人体の健康に関わる商品などのテレビCMはかなり慎重に放送されるので広告規制も厳しくなっています。

 

今回は健康食品に関する商品のテレビCMを放送したいときに気をつけるべきことと、CMのやり方について広告代理店である弊社ライズアドバートが解説していきたいと思います。

 

健康に関わる表現は規制が厳しい!

 

例えば「○○に効く!」というような表現は健康食品の場合はしてしまいがちだと思うのですが、

効能を示すような広告というのは人によって効果の実感の違いがある場合もあり、基本的には広告では使ってはいけない表現となっています。

 

必ずしも良い効果が出るということは限りませんよね。

特に健康に関わる商品の場合は人によって体質が合わないこともあるので、誰でも同じような効果が得られるような表現はしてはいけないのです。

 

こういった部分は薬事法の第八章「医薬品などの広告」などを参考にして、照らし合わせながらCMを作って行かなくてはいけません。

健康食品だけでなく医療機器や化粧品、医薬部外品などに関しても同じことが言えます。

関連記事:広告を出す時に知っておきたい法律について代理店が解説

 

表現規制はどうクリアしていく?

 

ではこのような表現規制をCM制作会社全てが把握しているかと言うとそうではありません。

もちろん人体の健康に関わるような商品の場合は表現に注意が必要だ、というのは映像に関わっている人であれば基本知識として備わっていると思いますが、

どこまでが許される表現で、どこからがアウトな表現なのかということを細部まで理解している制作会社は少ないです。

 

ではどのようにして表現規制をクリアしていけばいいのかと言うと、これはテレビ局に聞いてしまうのが一番早いです。

 

テレビCMを放送するときは考査という審査のようなものがあって、考査の中でも表現考査の部分で「この表現をテレビCMで使っていいかどうか」ということはCM放送前に審査してくれます。

 

そこで「この表現はNGなので差し替えてください」というような指示が出ます。

それらをクリアしていくように作っていけばいいんですね。

 

テレビ局とやり取りをするのは広告代理店の仕事になるので、できればCM制作会社で広告代理店ともつながりがあったり制作と代理店業務を兼務しているような会社に依頼すると良いと思います。

 

この表現考査は絵コンテ状態から通すことができるので、制作会社の方で絵コンテが出来上がってきたら絵コンテ状態から一度考査に通すのがおすすめです。

 

そうすることでNG表現をあらかじめ理解したうえで制作に取り組んでいくことができるので、無駄な制作費や制作スケジュールを割かれることがありません。

 

テレビ局によってNGとなる表現が異なる場合があります。

イメージとしては規模の大きいテレビ局ほど表現規制が厳しくなるような形です。

 

制作の段階からテレビ局と連携して進めていくのが良いでしょう。

関連記事:CMの表現考査とは?放送する映像を作る時に知っておきたいこと

 

通販っぽく見せるインフォマーシャルCM

 

健康食品にはよく尺の長いドラマチックなCMがあります。

通常のテレビCMは15秒か30秒が一般的ですが、この尺の長いCMはインフォマーシャルと呼ばれて

  • 60秒
  • 90秒
  • 180秒
  • 30分
  • 60分

などの長い尺のものがあります。

 

最近はこういった長いCMをすることは少なくなってきており、尺が長くなれば長くなるほど枠取りも難しくなるので短いテレビCMの方が人気ではありますが、

商品の内容を具体的に説明し、ストーリー調でCMをを放送することによって訴求力を高めることができるというメリットもあります。

 

放送できるテレビ局なども限られてくるので、まずはそういった放送の仕方ができるのかということを先に確認してから制作をした方が良いでしょう。

 

なかなか首都圏での放送は難しいかとは思いますが地方局であれば融通を利かせられるところがあると思います。

関連記事:関東でテレビCMを流したい!予算はいくらくらい?どんな流し方があるの?

 

50代以上の女性がメインターゲット

 

健康食品をほぼ毎日利用している層としては50代以上の女性が一番多くなっています。

商品にもよるかとは思いますが健康食品全体で見たときに一番のメインターゲットとなるのは50代以上の女性です。

 

これらの女性にCMを維持することができるように枠取りをしていくと良いでしょう。

 

主婦層に強いテレビ局や番組などをピックアップして決めていくと良いと思います。

関連記事:主婦をターゲットにしたCMはどのようにやったらいい?

 

放映エリアはどこがいい?

 

通販利用金額ランキングから考える都道府県別ヘルスケアマーケティングでは1年間に通販で購入した健康食品・サプリメントの美容品の購入額ランキングで

  1. 三重県
  2. 宮城県
  3. 岐阜県

がトップ3となっています。

これらを参考にしてCM放送エリアを決めていくのも良いかもしれません。

 

なるべく多くの人にリーチさせたいのであれば関東圏でCMをするのが一番早いですが、関東圏でテレビCMをするとなるとなかなか大きな予算が必要になってきます。

そのため最初は地方から放送を始めて行って反響を見つつステップアップしていくという企業様も多いです。

 

東北の中でも宮城県はよくお試しで使われるエリアでもありますので、こういった地方局から放送を始めていくのも良いでしょう。

関連記事:初めてCMを放送する時のおすすめテレビ局

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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