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テレビCMに関する広告用語を広告代理店が解説!

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テレビCMの枠取りをしている広告代理店では、毎日広告用語が飛び交っています。

私もこの業界に入って初めて聞く言葉がたくさんありました。

 

でもテレビCMの出稿をするのはこれが初めて、という企業さまもいっぱいいらっしゃると思います。

そしてその広告用語がそのまま飛んでくると、わからないことだらけになってしまうでしょう。

 

今回はテレビCMに関する広告用語について、テレビCMをこれから出稿しようとしている企業の方にもわかりやすく、解説していきたいと思います。

(順次追加予定)

 

Aタイム(えーたいむ)

 

テレビは良く見られている時間帯とそうでない時間帯があります。

時間帯別にランクがつけられていて、Aタイムというのは一番視聴率が良い時間帯のことを指します。

基本的にはこのような分け方になっていて、Aタイムに続き

  • 特B
  • Bタイム
  • Cタイム

と呼ばれるタイムがあります。

 

A単価(えーたんか)

 

スポットでテレビCMを投下する際に使われる用語です。

A単価、というのはAタイムに1本CMを出す際にかかる費用のことを言います。

 

例えばA単価が100万円だとしたら、

1000万円の出稿でAタイムに10本CMを流すことが確約される、ということです。

もちろんAタイム以外のタイムにもテレビCMは投下されるので、あくまでAタイムに1本流すのにいくらかかるか、という指標として用いられるものであり

全体のCM本数を割り出すのに使われる指標であはりません。

 

F1層(えふわんそう)

 

ターゲットとなる層を示す言葉で

F1層は20歳から34歳までの女性を指します。Fはfemaleの頭文字を取ったものです。

その他に

  • F2は35~49歳の女性
  • F3は50歳以上の女性

を指し、男性の場合はFの部分がMに変わります。

 

AGRPシェア(えーじーあるぴーしぇあ)

 

テレビCMのコストを計算する際によくGRP指標というものが使われますが

AGRPシェアというのはGRPの中のAタイムに流れるCMの比率を指します。

 

例えば100GRP分のテレビCMをやります、という時に

AGRPが30%なのであれば、100GRPのうち30GRP分Aタイムで放送される、ということです。

 

投下するCMのうちどれくらいAタイムで流れるか、というのはA単価の指標で計算する場合もありますが

同じAタイムのテレビ番組でも番組によって視聴率は異なりますので、より具体的に公平性を保ったCMを投下するためにできた指標がAGRPシェアという考え方です。

 

帯番組(おびばんぐみ)

 

帯番組はベルト番組と呼ばれることもありますが

毎週同じ時間帯と曜日に放送されている番組のことを指します。

 

月曜から金曜までの平日毎日同じ時間帯で流れている情報番組などが帯番組に当たります。

 

広域圏(こういきけん)

 

基本的にテレビ局は一つの都道府県に対応する形で存在していますが、

一つのテレビ局から複数の都道府県にまたがって放送をしている地域があります。

それが広域圏と呼ばれる地域で

  • 関東広域圏…(関東全域である、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木)
  • 近畿広域圏…(大阪、京都、滋賀、兵庫、奈良、和歌山)
  • 中京広域圏…(愛知・岐阜・三重)

という三つの広域圏があります。

 

これらの広域圏の中で単独の都道府県にテレビCMを放送したい場合独立局と呼ばれるテレビ局を利用します。

 

例えば東京都でテレビCMを放送したい場合は、東京キー局で放送するのも良いですが、どうしても放送範囲が広いためコストが高くなるので

TOKYO MX(独立局)を利用する、というようなことです。

関連記事:関東でテレビCMを流したい!予算はいくらくらい?どんな流し方があるの?

 

GRP(じーあるぴー)

 

テレビCMのコストや投下量を考える時に用いられる指標です。

 

視聴率1%の番組に1本のCMを投下することで得られるGRPが1GRPです。

視聴率10%の番組に1本のCMを投下すれば10GRP。

視聴率1%でも10本CMを投下すれば同じく10GRPです。

 

同じ人が3回同じCMを見るとそのCMを記憶することができる、と言われており

誤差も含めて、よく目指されるGRPの目安は400GRPです。

関連記事:【広告代理店が解説】テレビCMの投下量の目安は何で決める?

 

シェア率

 

主にキー局で放送をする時に使われる言葉で

どの局でどれほど予算を使うか、という目安を指す言葉になります。

 

キー局は

  • 日本テレビ
  • TBS
  • フジテレビ
  • テレビ朝日
  • テレビ東京

の5局ですが、

例えば予算5000万円だとして、日本テレビで1000万円分出稿したら

日本テレビのシェア率は20%、ということになります。

 

スポットCM

 

スポットCMは特定の番組に提供に入るのではなく

ある程度時間帯を指定して、ランダムにテレビCMを投下していく方法です。

 

比較的融通が利きやすく、初めてテレビCMを出稿する場合はスポットCMで出稿する企業が多いです。

 

線引き(せんびき)

 

実際にどの番組のどの時間帯でテレビCMが放送されるのか、ということが書かれている表です。

 

テレビCMを出稿したい企業が広告代理店に枠取りを依頼し、実際に放送する時間帯が決まると

この線引きというものが広告代理店から企業に送られてきます。

 

ゾーン

 

スポットCMを放送する時に、どの時間帯でテレビCMを投下するか、というその時間帯のことをゾーンと言います。

 

取り方、というような言い方をすることもありますが、種類としては

  • 全日
  • コの字
  • ヨの字
  • 逆L
  • 二の字

というようなものがあります。

 

初めてテレビCMをする企業の場合は、どの時間帯がリアクションが高く出てくるのかが見えないため

全日と言って時間帯を指定しないで投下することが多いです。

 

ちなみに時間帯を狭く指定するほどコストは高くなっていきます。

関連記事:スポットCMの放送時間帯、逆L、コの字、ヨの字、の比較

 

SP(ステーションブレイク)

 

ステーションブレイクというのは番組と番組の間の時間帯を指します。

 

逆に番組内のCM枠のことはPT(ピーティー)、もしくはパーティシペーションと言います。

 

タイムCM

 

タイムCMはスポットCMとは違い

特定の番組のスポンサーとなって、その番組の時間内でテレビCMを放送する方法です。

 

スポットCMより番組編成などの都合などもあって融通が利きにくく、

出稿したいと思って動き出してから実際に放送になるまでに少し時間がかかることが多いです。

 

特定の番組内でテレビCMが放送されるので、「この番組を見ている視聴者層にリーチさせたい」というような具体的なターゲティングがされている場合は

タイムCMの方が効果的だと言えるでしょう。

関連記事:タイムCMの料金はスポットに比べて割高なの?その理由は?

 

単価

 

基本的にテレビCMのコストというのはパーコストという考え方で、1パーセントあたりの値段で考えるのですが

1本単価、という一つのCMを打つのにいくらかかるか、という計算方法で算出する場合もあります。

 

これはテレビ局によっても違うので、出稿を検討しているテレビ局について広告代理店に問い合わせてみないとわかりません。

 

単価計算の方が料金はわかりやすいですが、番組によって視聴率も違いますので

パーコストで考えた方が公平性があるとは言えるでしょう。

関連記事:CMの単価計算の意味とメリットデメリット

 

パーコスト

 

多くの場合が、スポットCMを放送する場合

1パーセントあたりいくらでCMを放送できるか、という考え方で料金を計算します。

 

それがパーコスト、と呼ばれるものです。

 

パーコストが10万円だとして、

視聴率10パーセントの番組に1本CMを放送したい時は100万円かかる、ということですね。

関連記事:CMの費用はパーコストで決まる

 

パブリシティ

 

パブリシティは「パブ」と呼ばれることもありますが、

テレビCM業界では「おまけ」というような意味になることが多いです。

 

それなりの予算を割いてテレビCMを出稿した時にテレビ局側がつけてくれるおまけ枠、というように考えておくと良いかと思います。

 

パブでは、基本的に流れる場所などは指定することができませんが

空き枠やコーナーなどで広告を入れてくれます。

関連記事:テレビCMとパブリシティ

 

テレビCM業界には様々な広告用語があり、初めてテレビCMを出稿する企業の担当の方は混乱することが多いと思います。

ただ、広告代理店に聞けばきちんと教えてくれると思いますし、広告には大きいお金をかけることが多いでしょうから

ぜひ仕組みも理解して納得した出稿をしていただきたいと思っています。

 

弊社ライズアドバートは広告代理店ですのでご予算や内容に合わせた広告プランを提案させていただきます。

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ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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